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製紙ウェットエンド工程におけるラボ用粒子電荷分析計

製紙工程の電荷バランスを測定し、填料の歩留まりや薬品添加量の管理に活用する考え方を解説します。

ウェットエンドの電荷バランス

製紙のウェットエンドでは、繊維、炭酸カルシウムなどの填料、各種薬品が水相で相互作用します。繊維と多くの填料は負に帯電し、カチオン澱粉やカチオン性ポリアクリルアミドなどは正に帯電します。

正負電荷が適切でない場合、填料の歩留まり低下、ろ水性の悪化、地合いの変化などにつながります。白水中にリグニンや樹脂残渣などのアニオン性夾雑物が蓄積する点にも注意が必要です。

測定項目と活用

ラボ用粒子電荷分析計は、パルプ系に含まれる粒子のゼータ電位、電荷密度、アニオン・カチオン要求量を測定し、吸着、凝集、分散の状態を定量的に評価します。

  • 繊維と填料の負電荷密度を基に、カチオン性薬品の添加量を検討します。
  • 白水の負電荷密度を監視し、アニオン性夾雑物捕捉剤の添加判断に用います。
  • 経験に依存した調整から、測定データに基づくウェットエンド管理への移行を支援します。

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